AGA治療に手遅れは存在するのでしょうか?
こちらではそんな疑問にお答えします。最初に断っておきますが、今からお話しする内容に目を背けないでください。
現実逃避をしても髪は生えてきません。まずは現実を受け止めることが大事です。幸いにも、手遅れである場合でも対策は存在します。
ですから冷静になって、ここから先を読み進めていただけると助かります。
記事の目次
AGA治療に明確な手遅れは存在します
人生においては何事にも行動すべき時というものがあり、期を逸すると手遅れとなる事象は多く存在します。
薄毛治療においては、治療を開始すべき時を逸すると、取り返しのつかないことになることを知らなければなりません。
AGAについては進行性の症状である為に、初期状態では様子見をする方が多いです。
しかし治療が手遅れになってしまうと、どんな治療を施しても発毛しません。
そうならないために、まずはこちらのページでしっかり勉強しましょう!
AGAが手遅れになってしまうケース
AGAが手遅れになるケースは大きく分けると2つ存在します。
1.毛母細胞が死滅してしまった場合
1つ目は、髪の毛を生み出す元となる細胞「毛母細胞」が寿命を迎えた場合です。
ヒトの細胞は日々細胞分裂を繰り返しており、成長と死滅、再生を繰り返しています。
一般的にヒトの体の細胞は、40回~50回ほど再生を繰り返すと寿命を迎えるとされています。
現代では発達した医学によって、人は長く生きることが可能になってきました。
しかし人の細胞はいずれは寿命を迎え、医師がどんなに頑張って治療しても、人が生き続けることが出来る年齢には限りがあります。
髪の毛も毛母細胞という細胞が分裂を繰り返して、毛髪として成長するものですから、同じように再生回数には限りがあります。
他の細胞と同じように一定回数の分裂を繰り返し寿命に達すると、自然的に死滅します。
こうなると、髪の毛の元となる細胞が死滅して無くなるわけですから、以後は髪の毛は生えてきません。
この点は後述しますが、この毛母細胞の寿命が早く尽きてしまうのがAGAの最も恐ろしいところです。
2.毛母細胞が存在しない場合
寿命が来る前に、毛母細胞が死滅してしまうことケースも存在します。
例えば事故で物理的に毛根を欠損してしまった場合です。何らかの事情で起きる毛根の衰退に対して、何の対策も講じない場合は毛母細胞が死滅することがあります。
脂漏性脱毛症、ひこう性脱毛症、円形脱毛症、などによって毛根がダメージを受けているのに、それに対応する治療をしなければ毛母細胞は消失してしまいます。
こうなるとやはり毛母細胞もなくなるので、以後は髪の毛は生えてきません。
ですから薄毛治療は早期に開始する必要があるのです。
AGAはヘアサイクルを早めて毛母細胞の寿命を縮める
人の毛髪は生えては抜け、また生えるという循環(ヘアサイクル)を繰り返しています。
正常なヘアサイクルの場合は、3年~6年ほどの成長期間があり、この間に十分に強く太い髪の毛に成長することができます。
その後退行期を迎えて脱毛し、短い休止期を経て再び成長期に入り発毛します。
ところがAGAの影響下にある毛髪は、成長期間が極端に短くなります。
人によっては半年から1年ほどで成長期が終わってしまい、髪の毛は十分に育てないまま脱毛してしまいます。
AGAの怖いところは、単に髪の毛が強く育てないということだけではありません。本当の怖さは毛母細胞の寿命を早めてしまうことです。
髪の毛を生やすことが出来る回数は決まっている
人が一生で髪の毛を生やせる回数は、細胞分裂の上限である40~60回です。AGAはヘアサイクルを短くするため、早い段階でこの回数を使い切ってしまいます。
人の髪の毛を生やすことが出来るのが、40~60回と回数制限があるのですが、AGAはこの回数を早期に使い切ってしまう恐ろしい脱毛症です。
ですから、短いサイクルを回転させることによって、正常なヘアサイクルよりもかなり早く寿命を迎えてしまうことになるのです。
AGAは毛母細胞の寿命を6分の1にしてしまう
AGAは毛母細胞の寿命を、約6分の1に縮めてしまうといわれています。
AGAの影響がない場合は個人差はありますが、人の毛母細胞の寿命は大体120年という計算になります。
しかしこれが6分の1では20年しかもちません。
仮に20歳でAGAを発症した場合、プラス20年の40歳で寿命を迎えることになりますね。
上述したように寿命後は、治療も功を奏しませんから手遅れとなってしまいます。
産毛が生えてこなくなってから3年経過した場合は注意
毛根内の毛母細胞さえ生きていれば、適切な投薬治療により、髪の毛を生やすことは可能です。
しかしあくまで目安ではありますが、産毛も生えてこないような状態が3年~5年経過してしまうと、毛根は完全に消失している可能性が高いです。
AGAは進行性であるため、例えば冷え際の場合は頭頂部に向かってハゲが進行します。
この場合は額により近い部位が、長くAGAの影響下に曝されるため、より手遅れになりやすくなります。
早期のAGA治療で毛母細胞の寿命を伸ばそう
つまりはAGAの治療においては、どれだけ多くの毛母細胞が残っているうちに治療を開始するかがカギとなります。
死んでしまってはもはや投薬治療の効果が無いからです。
毛根さえ生きていれば、AGAの主犯であるジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑制するフィナステリド製剤によって、その影響から毛髪を守れます。
正常なヘアサイクルに戻すことによって、成長期を伸ばすことができます。
標準的な治療ではこれにミノキシジル製剤を加え、血流増進作用によって、さらに毛母細胞の活性を高めていきます。
手遅れに見えても毛母細胞が生きていれば治療可能
AGAの専門クリニックではマイクロスコープなどで拡大して、頭皮の状態を確認できるので、投薬治療による効果が期待できるかどうかを診断してくれます。
ただし実際に投薬治療を行って、必ず発毛するとは限りません。
極端に生命力が落ちた毛根では、発毛できずにそのまま消失してしまうかもわからないからです。
医師の所見を得ながらも、実際に発毛するかどうかは治療を開始してみないとわかりません。
最悪手遅れの場合でも自毛植毛という選択肢もある
もうすでにハゲの放置期間が長く、毛母細胞が完全に死滅してしまっている場合は何も打つ手がないのでしょうか。
この場合、上述した通り投薬治療は全く効果がありませんが、一つだけ、自毛植毛という治療法があります。
自毛植毛とは、AGAの影響を受けない後頭部から自分の毛根を採取して、必要箇所に植毛する方法です。
後頭部の毛根はDHTの影響を受けないので多くが残っていますし、移植後もその性質を引き継ぐので移植箇所で正常なヘアサイクルを保つことができます。
自毛植毛治療は、日本皮膚科学会でも投薬治療に次いで推奨される治療法ですので、投薬治療が手遅れになってしまった人には希望の光になります。
まずはAGA病院でAGA治療を受けましょう
自毛植毛は80~200万ほどする高額治療であるため、まずは投薬によるAGA治療から始めることを推奨します。
また寿命をできるだけ長く保つためにも、早期のAGA治療開始が求められます。
AGAがある程度進行してしまった場合でも、毛母細胞さえ生きていれば、発毛は可能ですから、まずはAGA病院で無料カウンセリングを検討することを推奨します。
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