AGA治療の副作用でED(勃起不全)になる可能性はあるのでしょうか?
結論から言うと、EDになる可能性はあります。
ではどうしてEDになってしまうのか。対処方法はあるのか?そこについて詳しく解説していきます。是非ともお付き合いください。
記事の目次
AGA治療薬の副作用について
AGA治療に用いられる医薬品は、フィナステリド、ミノキシジル、デュタステリドなどがあります。
この中でEDに発展する可能性があるのは、フィナステリドとデュタステリドです。
フィナステリドが原因でEDになる可能性
48週間の二重盲検比較試験(※1)において、安全性評価対象276例中11例(4.0%)に14件の副作用(臨床検査値異常変動を含む)が認められた。主な症状はリビドー(性欲)減退3例(1.1%)、勃起機能不全2例(0.7%)等。
当院にお越しいただく患者様も勃起不全の副作用を気にされる人が多数いらっしゃいますが添付文書にある通り確率は0.7%程度です。気にし過ぎると「勃起不全になったらどうしよう」という強い不安から心因性のED(勃起不全)にもなりかねません。気にし過ぎは禁物です。(※1)治験の際に「調べたい薬剤(被治験薬)」と「全く効果のない偽物の薬剤(プラセボ)」を使用。被治験者及び担当する医師やスタッフにもわからないようにして治験を進めることです。
フィナステリドが原因でEDになる可能性は0.7%です。
精力減退が起きる可能性は1.1%です。こうしてみると確率はかなり低いことが分かりますね。ですが0ではない点は注意が必要です。
フィナステリド系統の医薬品としては、プロペシア、フィンペシア、ファイザーなどが有名です。念のため頭の片隅に入れておきましょう。
デュタステリドが原因でEDになる可能性
第Ⅱ/Ⅲ相国際共同試験において、本剤が投与された総症例557例(日本人120例を含む)中、95例(17.1%)
勃起不全24例(4.3%)、リビドー減退22例(3.9%)、精液量減少7例(1.3%)日本人120例中、臨床検査値異常を含む副作用が報告された症例は14例(11.7%)
リビドー減退7例(5.8%)、勃起不全6例(5.0%)、射精障害2例(1.7%)(承認時)
デュタステリドが原因でEDになる確率は4.3%です。
プロペシアよりも大きい点は注意が必要です。AGAに対する抑制効果も、フィナステリドよりも高く作用する傾向があるので、副作用も強めです。
デュタステリド系統の医薬品としては、ザガーロ、アボルブなどが有名です。
先入観が原因で心因性EDに発展することはある
そして困ってことに、先入観が原因でEDに発展することはあります。
精神面が原因で発症するEDを心因性EDというのですが、AGA治療を行っている際に心配のし過ぎでEDになる可能性は存在します。
勃起というのは不安というストレスがない、リラックス状態で一番発生しやすくなります。これは脳の構造上そうなっています。
そのため心配のし過ぎによるストレスは、それだけでEDに発展する可能性はありますし、当然のことながら髪の毛にも良くありません。
ED治療に効果的なのはED治療薬
ちなみにAGA治療が原因でEDになってしまった場合でも、ED治療薬を服用することでEDの症状を克服することは可能です。
世界的に有名なED治療薬としては、バイアグラ、レビトラ、シアリスがあります。
それらのED治療薬の詳細や違いに関しては、以下の外部サイトの参考記事をご覧ください。参考になるはずです。
参考記事:バイアグラとレビトラとシアリスの違い【浜松町第一クリニック】
AGA治療とED治療は実は両立することが可能
そしてAGA治療とED治療は両立することが可能です。
AGA治療というと男性ホルモンであるテストステロンを抑制すると勘違いされがちですが、実際に抑制するのはジヒドロテストステロン(DHT)です。
つまり男性ホルモンを抑制するわけではありません。
ED治療に関しても男性ホルモン投与以外にも、様々な方法がありますし、ED治療薬とAGA治療薬を併用しても問題はありません。
AGA治療薬とED治療薬では作用が全く異なるからです。
AGA治療とED治療の両立を希望なら専門医へ相談を
AGA治療とED治療の両立を希望するなら、専門医へ相談しましょう。
AGA治療を行っているクリニックでは、ED治療も取り扱っていたり、ED治療薬を処方してくれるケースも多いからです。
その逆もまたしかりです。ちなみにAGA治療とED治療の両立をするなら、現状だとDクリニックが一番お勧めです。
特にDクリニックの東京拠点である、メンズヘルスケアクリニック東京はAGA治療と、ED治療の両方に特化しています。
個人的にはかなり推奨したいクリニックです。
参考記事:【口コミ・評判】DクリニックのAGA治療と費用の全て
この記事のまとめ
- AGA治療の副作用でEDになる可能性はある
- フィナステリドで0.7%、デュタステリドで4.3%
- ストレスでEDになる可能性もあるので心配し過ぎはNG
- ED治療に関してはED治療薬で行うことが可能
- AGA治療とED治療は両立可能
- 両立希望の方は専門医へ相談を
まとめると以上のようになります。何事もそうですが気にし過ぎは良くありません。
AGA治療中に仮にEDになってしまったとしても、ちゃんとした対処法は存在するので安心してください。
また不安に感じたら専門医に相談する事はとても大事です。ともあれ参考になってのであれば幸いです。
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