男性向けの育毛サロンの効果と料金を特集しています。
男性向けの育毛サロンと言えば、リーブ21、アデランス、アートネイチャー、バイオテックなどが有名です。
これらの育毛サロンはCMも行っているため、全国的な知名度も非常に高く、通うことを検討している方も多いでしょう。
しかし今すぐ育毛サロンに通うのは止めてください。
通う前に育毛サロンの実情も把握しておいてください。そうしないと貴重なお金を無駄にしてしまう危険性もあります。
記事の目次
国内主要4社の育毛サロンについて
現在日本国内で確認されている育毛サロンと呼ばれるサービス業者では、主要なところでリーブ21、アデランス、アートネイチャー、バイオテックの四つがあります。
それぞれの公式サイトへのリンクを掲載しておきます。興味のある方はご覧になってみてください。
育毛サロンリーブ21の場合
自分の髪の毛を生やすことを実感してもらいたいとの理念を持って運営しているようで、直接の施術以外にも生活習慣の改善アドバイス、ホームケアを意識した指導やケアアイテムなどの販売を行っているようです。
店舗の施術スペースは個室仕様となっていて、アドバイザーの研修にも力を入れているようです。
リーブ21の施術内容と効果
医師ではありませんがアドバイザーがマイクロスコープなどを使って頭皮環境をチェックしたり、どのように改善していけばよいのかといったアドバイスを行います。
また生活習慣に関するアドバイスも行っているようです。
ホームケアを意識して、育毛剤やサプリメントなどの販売も行っています。
リーブ21の料金
リーブ21には3つのプランが用意されています。
抜け毛が気になる方向けのプランは約75分の施術で15,000円。施術内容はマイクロスコープを使った頭皮チェックと診断で30分、頭皮ケア施術で15分、抜け毛防止のアドバイスで30分です。
頭皮が目立ってきた方向けのプランは約90分で2,000円。内容は頭皮チェック30分に頭皮改善施術を30分と薄毛対策相談に30分です。
脱毛が進行した方向けのプランは約120分で15,000円。内容は頭皮チェック30分に頭皮改善施術を60分、その後相談時間に30分です。
育毛サロンアデランスの場合
アデランスは発毛サポートシステムと称して「へアリプロ」という施術サービスを展開しています。
その中では独自に開発した「ナローバンドLED」という光照射機器の有効性を主張しています。
医学的なエビデンスが実証されているかどうかは分かりませんが、アデランスによると、特殊な赤い光が角質層まで浸透し、これが育毛エッセンスの浸透を助けるのだそうです。
アデランスの施術内容と効果
施術内容としては高水圧シャワーでまず毛穴の汚れを落とし、クレンジングマッサージとシャンプーで頭皮の汚れをクリアにします。その後ナローバンドLEDの照射を行い、次いで育毛剤の塗布やマッサージを行うのが基本となります。
アデランスの料金
アデランスが用意するへアリプロにはベーシックコースとアドバンスコースの二つがあります。
ベーシックコースは約70分で、この体験コースが13,200円となっています。
アドバンスコースは約83分で、料金は15,400円です。
詳しい情報は資料請求をして住所を教えないといけない仕組みになっているようです。
育毛サロンアートネイチャーの場合
四つの四季によって頭皮環境がかわることに着目し、季節ごとに若干施術内容を変えてサービスを提供しているようです。
アートネイチャーの施術内容と効果
基本的には頭皮のクレンジングを行い、マッサージを経てからシャンプーを施行、炭酸水マッサージの後で育毛ローションを塗布します。バイブレーション刺激なども加えてスッキリ感を演出し、最後にスタイリングを行います。
アートネイチャーの料金
春夏秋冬で若干の施術内容を変えていますが、どのコースも初回限定で4630円で提供されています
ちなみに得意分野である増毛については1000本1万円のキャンペーンを行っているようです。
育毛サロンバイオテックの場合
毛穴につまって脂漏性脱毛などを引き起こす角栓様物質に着目し、これを除去することで育毛効果を提供することに訴求する会社です。
角栓様物質のもみ出しに強力に訴求する姿が伺えます。
バイオテックの施術内容と効果
スコープを使って頭皮チェックを行った後、シャンプーで頭皮を洗浄します。次に遠赤スチームを使って毛穴を開き、その後炭酸シャワーをかけながら独自のもみ出し技術で角栓様物質を揉みだします。
最後に育毛剤を塗布してオゾン照射を行い終了です。
バイオテックの料金
バイオテックは特にコース分けをすることはせず、「頭皮の大掃除」をうたい文句に通常3万円の料金を初回に限り無料で提供しています。
育毛サロン業界の抱えている問題点について
上記を見てみますと各社それぞれ工夫を凝らしているようですが、育毛サロンという業界は昔から色々と問題を抱えているので考察してみます。
治療費用が非常に高い
まず初回割引などで誘因しておいて結局は継続した施術を求められ、年間では数百万円もかかってしまうケースがあります。
育毛サロンは病院ではないので医学的な治療ができないにもかかわらず、AGA専門クリニックと同等かそれ以上の料金がかかるのは納得性がありませんね。
医療機関ではないため治療を行えない
上でも述べましたが医療機関ではないので医師が在籍していません。
当然医薬品の投薬治療もできないので、医学的なエビデンスがあり効果が保証された治療を受けることができません。
人工毛の植毛は非常にリスキー
ちなみにですが、医療行為である植毛治療のうち人工毛植毛は体への負担が非常に大きい上に、定期的に抜け落ちるので追加施術が必要になるなどほとんどメリットがないので国内では特段の事情がなければ行われません。
実は裁判沙汰が大量発生している
過去には裁判沙汰になったケースもあります。
医療行為ではないので発毛効果はあまり期待できないにもかかわらず、薄毛に悩む方への訴求を高めるために「必ず生える」などと勧誘して多額の金銭の出費をさせた、などとして訴訟を起こされています。
本気で薄毛治療をするなら育毛サロンよりも病院へ
医療機関ではない育毛サロンは基本的にはかつらや増毛法などのサービスを受ける所であると認識して、育毛・発毛の施術については費用を投入すべきではないと考えた方が無難です。
治療費用は育毛サロンよりも安い
なぜならしっかりとした医療行為によって治療してくれる専門クリニックの方が結局は安いからです。
投薬だけなら安くて6000円程度、治療薬を組み合わせても1万円~3万円程度ですみます。
育毛サロンの方は通常コースに移行すると月額で5万、8万など高額になることもあります。
医療機関なので治療が可能
医療機関であれば科学的エビデンスに基づく効果の確約された特効薬の投与を受けることができ、AGAを医学的に「治療」することができます。
育毛サロンではなく薄毛治療の病院を選ぶなら
ということで今回はいわゆる育毛サロンについて見てきましたが、こういった類のサービスはあくまで医療行為ではないので、AGAのような体内のホルモンが関係する症状には根本的な対処はできないものと考えて下さい。
単にスッキリ感を味わいたいとか、サロンのお姉さんが気に入ったなどの目的であれば構いませんが、ハゲ薄毛の「治療」を考えるのであれば医師からの投薬治療や植毛治療などを受けられるAGA専門クリニックを受診しなければなりません。
クリニック選びの基本は治療手段の選択肢の多さの他、費用感や通い安さなどの問題もあるので万人に対する絶対の選択はありません。
できるだけ客観的なクリニック選びを行うためには第三者の視点で見ることも大切です。以下のページがおすすめです。
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