20代なのに既に生え際が後退してきてやばい!そんな貴方のために、生え際が後退してしまう原因と対策についてご紹介しています。
また生え際が後退しているかどうかを、判断できる方法についても解説しています。
まだ結婚もしていないのにハゲは困る。生え際の薄毛がどんどん進行して、M字ハゲになってしまうのが怖い。
そんな貴方は最後までご覧になることを推奨します。
記事の目次
20代男性の生え際後退の判断基準
ヒトのおでこと生え際は本来一直線になっていることはなく、少なからずM字を形成しているのが普通です。
これが男性型脱毛症AGAを発症するとM字が後頭部に向けて後退し、その範囲が広がっていきます。
自分の生え際が後退しているかどうかをチェックする3つの方法があるのでご紹介しましょう。
1.おでこの広さをチェック
おでこの面積からチェックする方法では自分の手の指を利用します。中指、薬指、小指の3本を重ねて眉毛の上に小指を置いてみます。
その時に中指と生え際のキワに隙間があれば、その分後退しているとみることができます。ただおでこの広さは生まれつきの個人差があるので確実な方法ではありません。参考程度に考えましょう。
2.頭皮の硬さをチェック
生え際以外でもそうですが、頭皮が硬くなっている状態は頭皮の状態がよくないことを示しています。頭皮が硬くなるのは血行不良が原因で、血の巡りが悪くなると頭皮は柔軟性を失っていきます。
頭皮をマッサージする要領で頭皮を動かしてみましょう。固くなっている場合はマッサージによって気持ち良さを感じるので固くなっていると判断して良いでしょう。
3.生え際の毛髪の状態をチェック
生え際付近の毛髪を観察すると情報を得ることができることもあります。
生え際と顔の皮膚のつなぎ目付近ではよく見ると産毛が生えていますが、産毛はそもそも毛髪として成長するものではありません。
問題は産毛のように見える「髪の毛の成り損ない」が無いかどうかです。ひょろっとした一見産毛に見えるものでも長い毛が無いかどうかチェックしてください。
長く細いものは本来髪の毛として生まれてきたものが、十分に成長できずにいるものである可能性があります。これは薄毛が進行していることを示唆します。
4.写真撮影をして比較する
手間がかかりますが、一定期間ごとに自分の頭皮を写真撮影し、時系列ごとに並べて比較する方法があります。
視覚的に確認できるので分かりやすいですが、撮影と整理の手間がかかるのが難点です。
5.専門医に見てもらう
最も確実なのが専門医による判定です。
薄毛が気になる部分の軟毛化の度合いの他、問診による総合的な判定で治療が必要な薄毛が進行しているかどうかを判断してくれます。
20代男性の生え際が後退してしまう4つの原因
ヒトは加齢によって自然的に生え際が後退しますが、20代という若いうちから後退するのは加齢以外の原因がありそうです。
放っておくとどんどん進行しますから、どんな原因があるのかを理解しておきましょう。
1.AGA(男性型脱毛症)
最も影響するのは男性型脱毛症AGAです。M字ハゲを形成する生え際の後退はAGAの代表的な症状です。
AGAは体内でテストステロンという男性ホルモンが酵素の一種である5αリダクターゼの影響でジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンに変換されてしまうことで起きます。
DHTは生え際の毛根のヘアサイクルを乱すことで髪の毛が十分に成長できないようにしてしまいます。
2.生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れも薄毛を誘発します。20代は体力があるので体に無理を強いることが多いですね。
睡眠不足は成長ホルモンの分泌が上手くいかなくなり発毛力が損なわれますし、食事のバランスが悪いと栄養補給が上手くできずに毛根が栄養不足に陥ります。
喫煙は全身で血行不良を引き起こし、頭皮の毛細血管も血流が阻害され栄養不足を招きます。
3.精神的なストレス
精神的なストレスは上手く発散できないと薄毛の原因になります。様々な悪影響をもたらすストレスですが、過緊張が続くことで頭皮の柔軟性が失われてしまいます。
また自律神経にも影響し、これにコントロールされる血管も収縮状態が続くことで毛根の活力を奪います。
4.血行不良
血行不良はストレスによっても起きますが、例えば運動不足、頭皮のマッサージ不足などでも起きます。
生え際は血行不良が起きやすい部位で、これが続くと毛細血管は次第に弱体化し消失してしまいます。
生え際後退への具体的な対策案6選
それでは生え際の後退に対してどのように対処すれば良いのか考えてみましょう。20代の若い方は本来持っている活力を取り戻せれば十分に発毛が可能です。
ちなみにいわゆる育毛シャンプーというものは、それ自体は発毛させる効果はありません。育毛シャンプーは他の育毛法と併用することで側面支援することが目的となります。
1.生活習慣の改善
体力がある若い方が軽視しがちですが、生活習慣の改善は基本となるものです。お金がかかるものではありませんのでぜひ早期に改善することが望まれます。
育毛ゴールデンタイムとなる夜10時から夜中2時頃までは質の良い睡眠をとるようにし、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。
一人暮らしなどで難しい場合は栄養サプリメントも有効です。喫煙習慣を無くし、その分の費用を育毛アイテムに投下しましょう。
2.育毛剤の使用
育毛剤の使用とマッサージの併用も効果が期待できますが、市販品ではなかなか有効打にならない可能性があります。
他の対策と組み合わせることで少しでも効果を高めるようにしましょう。
3.育毛サプリメントの使用
自己手当では育毛サプリメントも利用することができます。市場ではノコギリヤシサプリメントが人気ですが、これはAGAの主犯であるDTHの生成を抑制してくれる効果が期待できます。
ただし、医療機関で処方される同効果のフィナステリドよりもかなり効果はマイルドです。亜鉛サプリメントは毛髪の生成の際に必要になるので、こちらも人気のサプリになっています。
4.プロペシア・ミノキシジルの使用
AGAによる生え際の後退には特効薬であるフィナステリド製剤やミノキシジル製剤の使用が効果的です。
フィナステリド製剤はプロペシア、ミノキシジル製剤はリアップが有名ですね。
これらは医薬品ですので効果が高い反面、少なからず副作用のリスクもあるので使用に際しては留意する必要があります。
5.AGA治療専門の病院に通う
リアップは薬局でも買えますが、プロペシアは医師の処方を受ける必要があります。医師にかかる場合は一般の皮膚科などではなくAGAの専門クリニックを利用しましょう。
投薬治療の処方を受けることができる他、より治療効果を高めることができる育毛メソセラピーやHARG療法、症状に合わせた効果的なサプリメントの処方も受けることができます。
医師が介在することで治療薬の副作用リスクも抑えることができるので、生え際の薄毛改善には専門クリニックの利用が奨められます。
6.最終手段は自毛植毛
特効薬となるプロペシアもリアップも、毛根が死んでしまってからでは手遅れです。生え際の後退が進み完全に毛根が死んでしまった部位には投薬治療は効果がありません。
こうなってしまったら自毛植毛しか改善の道はありません。
後頭部からドナー毛根を調達して、必要箇所に移植する自毛植毛は確実性はあるものの数十万円の費用負担があるのがネックです。
参考記事:初心者でも安心!自毛植毛のメリット・デメリットを徹底解説
20代男性でも生え際の復活は大変なのでAGA病院へ
生え際の後退が気になったらできるだけ早期にAGAの専門クリニックで診察してもらうことをお勧めします。
薬局で買える育毛剤などの自己手当で幾分症状の進行を抑えることができる場合もありますが、毛量を改善させるだけの効果を得ることは実際は難しく、その間にも薄毛が少しずつ進行し毛根が死んでいってしまいます。
毛根の死滅量が少ないうちに投薬治療を開始することで、効果的に毛量を復活させることができます。
AGAの治療開始は早ければ早いほどに回復量が多くなるので、下手に自己手当でお茶を濁すよりも専門家の支援を受けて治療をする方が結果的に費用も安く上がります。
症状が進んでしまうと投薬治療も効果が無くなってしまい、そうなると植毛治療しか道がなくなります。
植毛治療は体への侵襲もあり費用負担も高いことから選択できない人もいます。そうならないためにも早期に専門医への相談が望まれます。
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