ネット時代、特にSNS時代に入り承認欲求という言葉を耳にするようになりましたね。
承認欲求自体は、どんな人にでも必ずあるものです。
SNSは承認欲求と親和性が高いサービスです。
人によっては、他人のSNSが承認欲求アピールでうざいと感じる方もいるでしょう。
こちらのページでは、承認欲求とSNSの関係性について説明していきます。
『強すぎる承認欲求をSNSで発散させているのが辛いという自覚のある方』
このような方の為のSNSの使い方も案内していくので、人の目が気になるという方は、特に参考になるのでご覧下さい。
記事の目次
承認欲求が強い人の特徴的なSNSの使い方
承認欲求が特に強い人の特徴的なSNSの使い方で代表的なものを4つ挙げてみました。
全て程度問題にはなるので、必ずしも悪い使い方ではありません。
しかし、度合いが酷くなると他人から見てあまり良い気分にはなりませんね。
リア充アピール等の盛る言動
リア充アピールは、InstagramやFacebookに多い言動です。
海外旅行の写真や高級レストランの写真や流行りの場所で撮った写真等をアップする行為です。
この場合には、本当のリア充が何も考えていないで写真をアップしているケースと、リア充になりたい!リア充に見せたい人が、リア充アピールの為に多少背伸びや無理をして写真をアップしているケースがあります。
アップしている人とある程度、仲が良くないとこの違いはわからない場合も多いですね。
背伸びをしているリア充アピールは究極の承認欲求を満たす行為と言っても良いです。
ほどほどにしておかないと、投稿している方もそのうち疲弊していきます。
他人を羨ましく思いdisる
Twitterでの投稿でありがちなのが、他人をとにかくdisる(批判する)行為です。
FacebookやInstagramではあまり見られない光景ではありますが、本音が出やすいTwitterではありがちです。
他人をdisる事によって、自分を正当化する行為です。
正論を突いているオレ(私)カッコイイと脳内変換されています。
匿名アカウントで有名アカウントに粘着しているような人もいますね。
アレも同じような原理です。
かまってちゃんである
女性に多いですが、とにかく寂しがり屋でかまって欲しいというSNSの使い方です。
写真や投稿で何かを匂わせるような発言が目立ちます。要はツッコミどころを敢えて残しておくような投稿の仕方が多いです。
もしくは、投稿全般に誰かにかまって欲しい!というのがストレートに表現されています。
かまって欲しいも、形が変わった承認欲求の現れですね。
自撮り写真をあげる
自撮り写真をアップするのも承認欲求の現れでしょう。
こちらも女性に多いですが、メイクをバッチリして、最近では美肌アプリのような画像加工ソフトを使い綺麗に見える写真をアップしてイイねをもらう事を良しとしています。
タレント活動等の仕事でやっている場合は良いのですが、一般人が自撮り写真ばかりアップしていると痛い人だと思われかねません。
ほどほどにしていきましょう。また、実際に会った時に写真のイメージと随分違うと思われるデメリットもあります。
他の人の投稿が気になる
承認欲求が高い人はとにかく他の人の投稿が気になります。自分よりリア充な投稿をしているのを見つけると嫉妬心が芽生えてしまうのです。
それに負けまいと自分で更にリア充を演出する、いわゆる“盛る”投稿をしてしまうのです。
中には、匿名アカウントでリア充な投稿をしているユーザーの攻撃をしてしまう事も。
承認欲求をSNSで満たすのは女性が多い!その理由とは?
承認欲求をSNSで満たそうとするのは圧倒的に女性が多いです。
その理由とは、まず『女性が見栄っ張りな傾向が強い事』にあります。
承認欲求を自撮りでSNSにアップする人は、ビジュアル的には、そこそこ綺麗な女性に多いです。
あくまで”そこそこ”なので、自分に自信が持てきれないので人に認められ褒められたいという願望が見え隠れしていますね。
これは、男性にモテたいという人もいるでしょうが、多くの場合は同性の女性への対抗心が強いです。
例えばイイねをされたり、綺麗だねと言われたりする事で、人より自分の価値が高い。そのような承認欲求が満たされるのです。
要注意!承認欲求が強い人のSNSで失敗した悲劇とは?
SNS時代では、承認欲求の強さをセーブ出来なくて、ついつい注目を集めたい!
そんな願望から、”炎上”という悲劇を生む事があります。
芸能人じゃなくても一般の方でもこのような炎上の悲劇があるのです。
ここでは、有名なSNSでの炎上事件について取り上げていきます。
しまむら店員土下座事件
従業員の対応の不備に怒った主婦がしまむら店員を土下座させ、その様子の写真を撮ってネット上にアップしました。
その後、ネット上では、土下座の強要は犯罪だ!という声から炎上しました。
また、店員からの被害届を受け、この主婦は土下座の強要罪で逮捕されたのです。
この主婦は自分が土下座をさせたという優越感(歪んだ正義感)から写真をアップさせたと思われますが、世間の反応は逆だったようですね。
ローソンの冷蔵庫寝転び写真事件
<引用:ITmediaNews>
コンビニ大手のローソン、加盟店の従業員がふざけてアイスケースに入った写真をアップした事件です。
ネット炎上し、事態を重くみた株式会社ローソンが、違約金や在庫分の買い取り等のペナルティーを課しました。
コンビニおでんつんつん男事件
コンビニ店内で販売中のおでんを指でつんつんと触り、その動画をネット動画でアップした事件です。
ネットで炎上後、器物損壊と威力業務妨害の疑いで逮捕されました。
はっきりと投稿者の顔が認識できる映像で、テレビのニュースでも度々放送されたので、この逮捕された投稿者のその後の人生に大きな損害が・・・
上手なSNSの使い方
承認欲求が強いと自覚のある方へ!失敗しない上手なSNSの使い方を案内していきます。
どれも、少し気をつければ簡単に出来る事ばかりです。
投稿前に一度呼吸を置いて確認してみる
まずは、冷静になろうという事ですね。
客観的に考えて、投稿すべき事なのかどうか考えてみましょう。SNSは気軽に情報を発信できる分、トラブルになりがちです。
承認欲求が強過ぎると自覚があれば、なるべく投稿を控えましょう。
また、他人の秘密情報等の投稿は極力避けましょう。
SNSによって投稿内容を意識する
実名アカウントが基本のFacebookでは特に発言に気をつけましょう。
リア充アピールをするとよく思われない場合もあります。また、承認欲求から誰かを批判するようなネタは極力避けた方が無難。
Twitterに関しては、実名アカウントの場合はFacebookと同じように発言に注意。
匿名アカウントの場合には、ある程度自由に投稿しても良いですが、際どい内容の物は避けた方が良いでしょう。
どうしても際どい内容の物を投稿したい場合には、本人が特定されるリスクもあるので、注意が必要。
見ている人が不快にならないような投稿を心掛ける
見ている方が不快になるような投稿を避けましょう。
完全に全ての人が不快にならないというのは難しいかもしれません。Twitterであればフォロワーが数千単位でいる人は、必ずと言って良いほどアンチも出てきます。
しかし、アンチのような例外を抜かしてほとんどの人が不快にならないような投稿を心掛けるべきです。
投稿する前に、例えば仲がソコソコの知人の顔を思い浮かべましょう。その知人が不快に思うような内容であれば避けた方が無難です。
仲がソコソコの知人を敢えて思い浮かべる理由は、仲の良い友人を想像してしまうと、許容範囲が広くなってしまうからです。
それでも『承認欲求が強すぎる!』こんな方のSNSのやめ方を案内
ここでは、下記のような方のSNSのやめ方、セーブする方法について案内していきます。
- 承認欲求が強すぎてSNSをやめたい
- SNSで余計な事を言ってしまう。
- SNSを少しセーブしたい。
これらを実践する方法について紹介していきます。
スマホであればSNS系アプリを全て削除
アカウントを消すまでする必要ない方が対象ですが、スマホから一旦SNS系のアプリを削除すると、不必要な投稿をせずに済みます。
SNSをとりあえず中断したい方や他の人の投稿が気になってどうしても見てしまう方はこの方法をオススメします。
日常である程度SNS断ちが出来れば、アプリを再インストールしても良いでしょう。
1日数回までと投稿の数を抑えてみる
SNSは1日の投稿数が多くなるほど、感情が入り承認欲求の高まりから際どい投稿をしがちです。
『1日数回まで!』あるいは『朝の通勤中だけ!』というように投稿の回数を抑えてみるのも良いです。
どうしてもやめられない場合はアカウント毎消去する
SNSの投稿をどうしてもやめられない場合には、アカウント毎消去しましょう。
どのSNSサービスも基本的に退会する事ができます。
実害の少ない匿名アカウントでの投稿にする
承認欲求をどうしてもSNSで発散したい場合は、実害の少ない匿名アカウントを作って投稿していきましょう。
その際、個人が特定されるような情報はなるべく避けましょう。
匿名アカウントでの投稿ではInstagramやTwitterがオススメです。
他に得意な事、熱中できる事をみつける
承認欲求を欲していてSNS中毒の方は、正直暇な方が多いです。
他に趣味や仕事で得意な事、熱中できる事を見つけるとSNSでの承認欲求目的の投稿を減らす事ができます。
要は、忙しくすると投稿する機会が激減するという事です。
承認欲求自体は悪い物ではなく強すぎるのが良くない!
ここで述べていきたいのは、重要な事なんですが、
『承認欲求自体は悪くない!』という事です。
承認欲求は人間であれば、どなたでも持っている物です。逆に全く無ければ人は堕落しますし、今日のような人類の発展は無かったでしょう。
SNSでは承認欲求が強過ぎる人が可視化されやすいのです。
また、SNSによって承認欲求が倍増されてしまうのもありますね。
要は、強過ぎる承認欲求が様々な弊害を生むというわけです。
まとめ
承認欲求とSNSの関係性について述べていきました。
繰り返しますが、承認欲求自体は誰にでもあるので、それ自体は悪者ではありません。
承認欲求の程度と、SNSへの依存度や使い方で問題が出てくるわけです。
上手な使い方は、前述した事を一言でまとめてみると、
『投稿前に注意』する事です。
- 見る人が不快になりそうな内容ではありませんか?
- 誰かを攻撃していませんか?
- あからさまに、自分の投稿へのイイねを狙っていませんか?
このような事は投稿前に冷静に判断していれば、ある程度は未然に防げるものです。
最近は生活やビジネスにも欠かせなくなりつつあるSNS。長い目で見て、上手に使っていきたいものですね。
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