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通信制高校の面接での質問は何がある?服装は?

通信制高校の入学・編入・転入のときに必ずあるのが「面接」です。面接での質問は何があるのか、服装はどんなもので行ったらよいのでしょうか?をまとめてみました。

通信制高校はなぜ面接を重要視する?

通信制高校の入学認定試験には必ず面接があります。

通信制高校は、全日制高校に通うには何か問題があって通えないという事情がある生徒ばかりです。その問題とは、不登校や病気などの問題から、打ち込みたいスポーツが他にあって、その練習にはほぼ毎日、8時間から10時間を費やさなければならないという問題まで多岐にわたります。

特に、ウィンタースポーツの全国クラスの生徒になると、季節ごとに世界を練習のために点々とすることもあります。また、日本の強化選手として海外へ練習に行かなければならないので、出席日数が必要な全日制には通えないなどの事情があることもあります。

一人ひとり事情が違いますので、受け入れる学校側としてはその事情を把握しておかないといけません。一人ずつ違うサポートを必要とするので、その生徒のバックグラウンドを知っておく意味で面接は必要なのです。

面接の所要時間は?

面接の所要時間は5分や10分という短いところから、20分か30分という長いところまでさまざまです。中学校の担任の先生と事前に情報共有している場合は5分から10分の短めな面接で終わることもあります。事前に学校説明会などで個別相談会などへ参加した場合も、もうすでに事情が分かっているため短い時間の面接で終わることがあります。

まったく事前情報がない場合は聞き取りが詳しく行われることがあります。また、たいていの通信制高校では保護者にも面接が行われます。

基本的に通信制高校の面接は、落とすための面接ではありません。受からせるための面接であり、学校に入ってからのサポート体制を組むための面接です。嘘をつくと逆効果なので、自分をよく見せようとする嘘をつくのはやめましょう。

面接にはどのような服装で行く?

入学認定試験の面接は、通常の高校を受験するのと同じ服装で行くのが良いでしょう。中学校の制服がベストです。編入・転入の場合はそれまで通っていた高校の制服がベストです。

高校には制服がないところもありますから、その場合は地味目な服装をしていきましょう。シャツにベスト(カーディガン等)、スラックス(制服のようなもので十分です)、女子ならば丈があまり短くないスカートなどです。

日頃髪の毛を染めている人も、黒っぽい色に戻していくのが正解です。また、ピアスを日常的に使っている人でも、ピアスは外していくほうが良いでしょう。ピアス穴を開けていること自体は問題にはなりません。全日制の普通科の高校でも、ピアスは不問にされているところがあります。

ただし、面接という場なので、場に合わせた服装や振る舞いができることは最低限のルールです。普段どういう服装をしていたとしても、そういう場に出たときに場にふさわしい振る舞いができるかどうかは見られていると思ってよいでしょう。常識をはかられているとも言えます。

面接によくある質問10

実際に聞かれることが多い質問を10個にまとめました。現場では、最初の2つを聞いてみて、そのあと派生していろいろな質問をすることが多いです。

1.なぜこの通信制高校を選んだのですか?

どうして通信制高校を選んだのか、何かそこに狙いや事情があるのかを聞きます。

面接官が見ているのは、「正直に話すことができるか、どのくらい素直か」ということです。かっこいい理由を話す必要はありません。ちゃんと自分の考えを伝えられるかどうかを見ています。また、何かあったときに嘘をつく生徒ではないかどうかも見ています。

どんな理由でも構いませんが、自分の言葉でちゃんと話しましょう。よくある面接本の回答では、「この学校でやりたいことがあったからです。なぜなら~」という定型文が書いてありますが、明らかに作ってきたものはそのあとの質問でばれてしまいます。

また、面接の前に作文を課しているところは、そこで同じ質問を聞かれていることがあります。あまりにそれと違うことを言ってしまうと、どちらが正しくないかわからないので「この生徒の言っていることは整合性がない=どちらかが嘘」という判断をされてしまいますので気をつけましょう。

どんなネガティブな理由でも、それを理由に合格できないということはありません。

2.どんな高校生活を送りたいですか?

この学校に通うときに期待していることを聞かれます。その期待があまりに学校の現状と離れていないか、期待する学校生活をどうやったら提供できるのかを学校が判断するときに聞きます。

これも、どんな理由でも大丈夫です。女子の場合「彼氏を作りたい」という理由であっても、それが不合格の理由にはなりません。高校生活に対して何も期待していなくてもかまいません。その場合、「勉強をしっかりして高卒の資格を取る」「大学に進学したい」「就職したい」など、未来に向かっての発言なら全く構わないと考えてください。

これら2つの質問を受けて、次の質問を展開することが多いので、この2つはきちんと考えていきましょう。

3.この学校でやりたいことは何ですか?

高校生活でやりたいことを聞くことによって、各行事への参加意識などをはかるための質問です。楽しみにしている行事があれば、それを答えるとよいでしょう。学校によって開催されているところと設定がないところがありますが、修学旅行や運動会、文化祭などが代表的な「やりたいこと」にあたると思います。部活等がある学校ではそれらを答えてもよいでしょう。

具体的にやりたい行事等がない場合は、コースを選んでいる人だったらコースの勉強で楽しみにしていることなどを答えるとよいと思います。

あくまで「この学校でやりたいこと」なので、どうしてもない場合は「今のところはないので、入ってから探したいと思います」ということを正直に伝えるとよいでしょう。

4.卒業後はどんな進路を選びたいですか?

進学の意思はあるのか、現時点で就職を考えているのか等を知るためにする質問です。コースがたくさんあるときに、その生徒に一番合うコースを選んでいるかどうかの確認に使われます。

通信制高校の中には、クラス分けの時点で就職を考えている生徒が多めのクラス、進学を考えている生徒が多めのクラス、とクラスを分けることがあります(クラス分けの内容は生徒には伝えられないのが一般的です)。

就職を考えている生徒のクラスと進学を考えている生徒のクラスでは雰囲気も教える内容も若干変わってきます。進路指導なども、就職指導が得意な担任、進学指導が得意な担任などいますので、どちらの担任を付けるかなどの判断材料にします。

なので、本当は就職希望なのに「進学希望」といったほうが通りが良いか?などの忖度をして「進学希望」と答えてしまった場合、入学してみたらゴリゴリの進学クラスにクラス分けされている、ということも普通に起こります。現時点での希望で構いませんので、正直に話しましょう。

今の時点で進路が決まっていない人は正直に「まだ決めていません」ということを伝えましょう。クラス分けで配慮されます。

5.好きな科目と嫌いな科目を教えてください。

比較的答えやすい質問なので、口の重い生徒へのアイスブレイク(しゃべるきっかけ)に使われることの多い質問です。何を答えても影響しません。

6.好きなことと嫌いなことを教えてください。

これも比較的答えやすい問題ですが、クローズタイプの生徒とオープンタイプの生徒の場合、オープンタイプの生徒に向けて聞かれることの多い質問です。

クローズタイプというのは、自分の中に向かってしまうタイプのこと。内向的、自制的なタイプです。オープンタイプというのは、外に向かって開かれているタイプの生徒です。外交的で積極的です。

これも、何を答えても合否には一切影響しないので普通に答えてよいでしょう。わからない場合は黙ってしまうのではなく、素直に「よくわかりません」と言いましょう。

7.休日はどんなことをして過ごしますか。

これもアイスブレイクに使われます。問題自体にさしたる意味はなく、聞かれたことに対してちゃんと答えられるかどうかだけを見られていると考えて大丈夫です。

8.気分転換にはどんなことをしますか?

これもアイスブレイクの質問です。素直に答えて大丈夫です。解答を作りこむ必要はなく、本当に自分の気分転換を素直に答えてください。気分転換の種類が人をなぐる、小動物をいじめるなどのイリーガルなことでない限り、この質問が合否の参考にされることはありません。

9.なぜ中学校へ行けなかったのですか?(不登校等の場合)

中学校で不登校になった場合、何が原因なのかというのは聞かれることがあります。同じことが起こらないよう、クラス分けなどで配慮するために聞かれます。

あくまで学校が生徒の背景をよく知ることが、また同じことが起きないことにつながっています。そのため、自分で話せるときはきちんと話しましょう。通信制高校の先生たちは、不登校が原因になった生徒の場合は圧迫面接に切り替えることはありません。

圧迫面接というのは、生徒を落としたいときに使う面接方法です。高圧的に答えにくい質問をしたり、生徒に不利な発言を引き出したりする手法のことです。この生徒を入学させると学校や他の生徒に不利益になると判断した場合に使います。

通常、就職活動等で圧迫面接をする場合は、どんなプレッシャーにも勝てる人間かどうかを判断するために行われます。通信制高校の場合は、どうしても受からせたくない生徒に対して「面接でこんな感じだったから不合格も仕方ない」という流れにもっていくために使います。

10.なぜ前の高校を中退したのですか?(中退の場合)

通信制高校、特に私立の場合は生徒の卒業実績、進学や就職の実績が営業成績になります。中退等をされてしまうと困ったことになりますので、進学や就職の実績、卒業実績を上げるためにも中退を気軽にしてもらう生徒に入ってきてほしくはありません。

やる気がないなどの理由で中退してしまった場合は、「気持ちを入れ替えて頑張りたい」ということをアピールしましょう。同じことは繰り返さないということ、そして、新天地で頑張りたいということを伝えられたら入学の可能性は大きくなると思います。

面接は人によっては大変緊張するものです。緊張が理由で落とされることはありませんので、自分そのものを見てもらうつもりで怖がらずに臨んでください。

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