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高卒認定試験は独学で合格できる?

高卒認定試験は独学で合格できます。どんな科目が必要で、どんな勉強が必要なのか整理していきましょう。

高卒認定資格に必要な種目

高卒認定合格には最低8科目の試験を受け、合格しなければなりません。理科の基礎科目を選択する場合には9科目が必要です。

〇国語
〇地理歴史
世界史Aと世界史Bのうち、どちらかの1科目は受けなければなりません。
〇日本史A・B、地理A・B
4科目のうち、どれか1科目は受けなければなりません。
〇公民
現代社会1科目か、倫理と政治経済2科目を受けなければなりません。
〇数学
〇理科
2パターンあります。
・「科学と人間生活」の1科目および物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から1科目(合わせて2科目)
・物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎の中から3科目
〇外国語
受験できる外国語は英語です。

高卒認定資格の受け方

願書を入手

文部科学省のホームページで日程を確認できます。
願書は各都道府県の教育委員会で入手することができます。電話やwebでも願書請求ができます。

願書を記入

住民票などの書類が必要です。また、免除科目がある場合には申請に免除の証明書が必要な場合があります。証明書は在籍していた高校や中学校などに請求します。証明書は開封すると無効になりますのでご注意ください。2通発行してもらって、1通は提出用に。1通は内容を確認して、受験科目はどれが必要なのかを正確に判断しましょう。

科目免除の場合は、次のような場合になります。

  • 高校2年生以上まで高校に在籍していた人
  • 高専(高等専門学校)2年生以上まで在籍していた人
  • 技能検査に合格している人
  • 高卒認定試験、あるいは大学入学資格検定で一部の科目に合格している人

技能検査とは、各種の検定をさします。

  • 歴史能力検定→世界史1級か2級で世界史免除
  • 歴史能力検定→日本史1級か2級で日本史免除
  • 実用数学技能検定→1級~2級で数学免除
  • 実用英語技能検定→1級~準2級で外国語免除
  • 英語検定試験→1級か2級で外国語免除
  • 国際連合公用語英語検定→特A級~C級で外国語免除

願書を提出

収入印紙や写真を同封して郵便局の窓口から郵送します。簡易書留での郵送になりますので、ポストからは投函できません。

この手続きをして受験票の到着を待つことになります。

受験する

受験票を忘れずに、また、集合時間に遅れないように行きましょう。携帯電話の持ち込みは禁止です。試験会場に時計はありますが、時計を持っていくと安心です。

合格発表

全科目を合格すると合格証書が郵送されます。一部の科目だけに合格した場合は、科目合格通知書が郵送されます。ひとつの科目も合格しなかった場合には、受験結果のみの通知が届きます。

一度合格した科目は一生有効です。また、試験は1年に2回あります。2回目以降の受験の時は、不合格科目だけの受験になります。

高卒認定試験に必要な点数

過去問で試してみるとよいでしょう。合格目安は40点です。毎年出るものは違いますので、過去問を解いてみて6割くらいできたら大丈夫でしょう。なお、出題範囲は中学生~高校1年生程度までで、そんなに高度かつ専門的な内容は出ません。

ほとんどの問題は選択肢があり、4つか5つの選択肢の中から選ぶ方式です。全部で4割取れれば合格できるので、分からない問題をずっと考えるよりも、問題全体を見渡して確実に分かる問題を解いていくほうが確実です。

なお、A、Bの区分がある科目(世界史など)は、当日問題を見てどちらを解くか選ぶことができます。

高卒認定試験はもう15回ほど行われています。過去5年分は文部科学省のページから無料でダウンロードもできます。

40点で合格すればよいのかというと、もっと高い点数で合格したほうが良い場合があります。それは、高卒認定資格を取った後、AO入試や一般推薦入試等で大学合格を狙う場合です。

AO入試や一般推薦入試の場合は、全日制高校だと5段階で評価が付くものの平均値である程度の評価を超えることが出願条件になります。高卒認定資格で得られる点数と、全日制高校の評価の一覧はこのように連動しています。

(5段階評価による)
5…高卒認定資格80点~100点
4…高卒認定資格60点~79点
3…高卒認定資格40点~59点

40点以下は不合格となるため、評価にはなりません。また、3.0以下で推薦資格がもらえる大学はありません。大学では207校、短大では241校が一般推薦、自己推薦、AO入試などの形態を取り入れています。

高卒認定試験は独学で大丈夫?

その人の性格によります。

コツコツと勉強できる人なら大丈夫でしょう。モチベーションがたもてずに、すぐ放り投げてしまう人、問題集の解説を読んでも分からない人、分からない問題を考え続ける作業が苦手な人は無理かもしれません。

いくら40点で良いといっても、例えば小学校の知識しかもっていなくて、中学校以上の内容が一切わからないという場合、数学や物理基礎で合格点を取ることはできません。独学とはサポートが一切受けられない勉強方式です。わからないことがあったら、問題集の解説を読むなり、納得いくまで調べたりして「わかる努力」をしなければなりません。

勉強方法を紹介しますので、読んでみて「自分にはちょっと無理かも」と思ったら、専門の塾、家庭教師、サポート校などの外部の力を使ったほうが良いと思います。

高卒認定資格の勉強法

全ての科目は、高校1年生までの内容が出題されます。まずは過去問を解いてみましょう。現時点で6割取れるものがあれば合格の可能性は高いです。現時点で6割以下のものに絞って対策を立てるのも宵でしょう。

今は1年に2回試験がありますので、まず何回で合格するかをしっかりと決め、科目を頭割りして勉強すると半年スパンで勉強できます。一般的には、前期と後期に分けてそれぞれ4~5科目ほどずつ合格していく、という人が多いようです。得意分野だけ先に受験してしまうと、勉強時間が偏ります。得意分野と不得意分野を混ぜて受験するパターンがおすすめです。

国語

問題集を解きましょう。日常生活の中で一番身につきにくいのが国語の解法です。読解力を鍛えるには、新聞や読書の機会を増やしましょう。

出題は現代文の大問が2問、古文が1問、漢文が1問です(いずれも大問)。

地理歴史(世界史)

世界史は必須科目ですが、当日AかBか、問題を見てから選ぶことができます。幅広い知識を取って全部を抑えておくのもいいですし、好きな範囲だけ極めてそちらが出ているほうで選ぶのでも取れると思います(40点を目指す人のみ)。

範囲が広いので、好きな時代だけを勉強する場合にはいくつか時代を選択しておいたほうが良いでしょう。また、一問一答のような問はほとんどありませんので、問題演習の練習は必須です。

日本史A・B、地理A・B

まず、日本史をやるか地理をやるか選びましょう。中学生の知識でも解ける問題が多いので、まず過去問をやってみて好きなほうを選ぶとよいと思います。こちらの勉強方法も世界史と一緒です。解説が詳しいタイプの問題集を選ぶとよいでしょう。地理の場合は資料を読み解く力も必要です。

日本史や地理も当日選択です。

公民

一度社会に出ている人には取りやすい内容です。中学3年生で習う内容と、高校2年生で習う現代社会の範囲が出てきます。高校認定資格で扱われる現代社会の範囲は、日本史や世界史に比べてある程度狭いので、ニュースや新聞を見慣れている人には取り組みやすいかもしれません。

数学

数Ⅰの範囲までが試験範囲です。一番合格率が低い科目でもあります。小学生の範囲しか知らない感じですと4割は無理です。数学は一番独学が難しいので、なるべく解説が易しいものを選ぶとよいでしょう。

数学は前の知識がないと、上に知識を積むことができないので、高卒認定の問題集をやって、分からないところをその学年の教科書ワーク等で解いてみることが一番良いです。

他の科目は選択問題なのですが、数学に関しては選択ではありません。

①4 ②9 ③13…
という選択ではなく、いずれの答えにも1から0までのマークシートが用意されていて、答えにあった数字をマークしていくという方式です。あてずっぽうはききませんので注意しましょう。

理科

まず、受験科目を決めましょう。個人的には3科目の受験よりも2科目での受験をすすめます。高校のカリキュラムにある「応用生物」「応用物理」などの単元は入ってきませんが、その代わりに幅広い知識を求められます。

高校に通っていると実験などで補える知識が、独学では座学のみで対応することになります。youtubeなどにたくさん単元の動画が上がっていますので、参考にするとよいでしょう。

問題集を選ぶ場合は、計算問題に注目して選びましょう。数式のところの解説が短すぎるものは理解が難しい傾向があります。

外国語

アクセントの位置、語順、長文など英検のイメージを持ってもらえば大丈夫な問題が出ます。英検の勉強をしていく中で対策するのが一番良いのではないかと思います。もし準2級以上がとれたなら、外国語の試験は免除されます。履歴書にも書ける資格です。

英検の問題集は種類がたくさん出ていますので、好きな本を選べるのも魅力です。いきなり準2級などを目指すとつまづきますので、英語の苦手な人は5級や4級などの問題集から始める野が良いかもしれません。英作文は出ません。単語も基礎レベルなので、3級程度の実力があれば合格点は出せると思います。

おすすめの問題集

高卒認定の問題集は多くはありません。全範囲を網羅している問題集だととても厚くなるため、要点を絞ったものを選びましょう。独学を考えているのなら、できるだけ解説は親切なほうがよいです。

高卒認定ワークブックシリーズ

高卒認定の参考書で一番人気があるシリーズです。字が大きめで、覚えておかなければいけない知識等が巻末にまとめて記載されています(主に文系科目)。

高卒認定スーパー実践過去問題集

扱っている問題は過去問ですが、解説が親切です。過去問自体は文部科学省のホームページからダウンロードできますが解説はないので、まず過去問を解いてみてわからない教科に絞って買うなどの対策がおすすめです。

チャンスは何度でもありますので、頑張って高卒認定資格をゲットしてください!

文部科学省のホームページ
http://www.mext.go.jp/

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