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夜間高校の特徴【時間帯や学費について】

夜間高校とは、定時制高校の別名です。「定時制課程」という過程が設置されている高校のことを言います。夜間高校の特徴についてまとめました。

夜間高校の特徴

偏差値

公開されていません。全日制の高校は広範囲の模試を設置して各進学塾等がデータを取っているため偏差値という指標がありますが、夜間高校のデータを取っている塾や予備校はないからです。

入学試験の過去問等も書籍の形では出ていません。高校のサイトで過去の入学試験の問題を公開しているところがわずかにありますが、定員割れしているところがほとんどなので相当悪くない限りは不合格になることはないでしょう。

時間帯

3種類あります。昼夜間、昼間、夜間の3種類です。

◆昼夜間
昼間に授業を行う昼間部と、夜間に授業を行う夜間部が併設された定時制高校です。昼間の授業が午前と午後に分かれている3部制のところと、昼間の授業は午後のみの2部制のところがあります。

◆昼間
午前と午後の2部制、あるいは午後の1部制の高校です。昼間部は全日制の単位制高校とシステムがほぼ同じです。全日制の単位制高校には、学年区分も学級制度もありますが、定時制高校の昼間部には学年と学級制度がないものもあります。生徒は自分の取りたい科目を卒業までの道のりを逆算して決める方式です。

◆夜間
夕方から授業を実施する高校です。全日制高校に併設されているところが多く、夕方17時までは全日制高校の生徒が校舎を使い、17時半か18時から定時制高校生徒のために校舎が解放される仕組みになっています。

定時制高校は普通4年間で卒業となりますが、昼夜間のところは3年間で卒業できるカリキュラムを組んでいるところもあります。3年で卒業する場合には、1日に5時間~6時間のカリキュラムが必要ですので、昼夜間か昼間の課程でないといけません。

大きな特徴として、夜間の公立高校の場合では授業の前に給食の時間が設けられているところもあります(公立高校で給食設備があるところのみ)。給食は全国的に廃止の方向で進んでいます。

学費

公立と私立によって異なります。

公立夜間高校=1年間32,400円×在籍年数
公立単位制夜間高校=1単位1,740円×取得したい単位(高校の全課程を修了するには74単位必要です。74単位を取得すると合計は128,760円になります)
私立夜間高校=学校によって異なります

私立の夜間高校の場合は、学校によって異なります。また、昼夜間なのか夜間のみなのかによっても異なります。

一般的に私立の夜間高校は3年間で40万~80万円ほどかかる傾向があるようです。これは授業料のみの値段で、このほかPTA会費、生徒会費、設備費、給食費などが発生することがあります(学校によって費目も値段も異なります)。

卒業率

公立の夜間高校で60%、私立で80%ほどといわれています。なぜ「いわれています」なのかというと、定時制高校には非常に転入や編入が多いからです。そのため、正確な卒業率が計算ないのだということです。途中で高卒認定試験に合格して中退する、通信制高校に転校するなどの数字も多いため、実際には60%(私立では80%)よりも少ないのではないかといわれています。

勉強の難易度

全日制の偏差値50程度の学校に比べるとやさしい傾向にあるようです。ですが、公立高校の場合全日制と教員採用は同じですので、大学に進学したい、よい成績をおさめたいなどの理由がある場合には相応の指導をしてもらえます。

勉強の難易度が易しく設定されているのは、「高卒でいい」という生徒が多いためです。また、中学校で授業についていけなくなった生徒も在籍している可能性がありますので、高校の基礎的な範囲を理解して卒業するために、進度もゆっくり、教科書もやさしめのものを、と設定されている高校が多いようです。

生徒の特長

以前は年を取ってから学びなおしたい人が来ていたり、昼間の学校で受け入れてもらえなかった不良生徒の通うイメージがありましたが、今は大きく変わっています。

まず、年配の生徒が全国的に少なくなってきているようです。これは、学校に通わなくても大学に入学するための高卒認定資格なら通信講座で気軽に取れてしまうということができるようになったことが背景として挙げられます。

働きながら学んでいる生徒は全体の8割強ほどいるようですが、外国人も増えてきています。全体的に人数は少ないので、仕事の関係で休んだりする人が多数だと教員と一対一になることもあるようです。

平成28年度現在、9万人を超える生徒が全国の定時制高校に通っています。平成24年度までは11万人を超えていましたが、通信制高校の制度が一般化してきたことにより、3年間で卒業できる通信制高校のほうが人気が高くなってきている傾向にあります。

定員割れしてきているところが多く、募集を続けているのが県内で1校だけという地域も増えてきました。通信制高校や公立のチャレンジスクールがその受け皿となっているようです。

通信制高校の特徴

偏差値

公開されていません。入試に学科が設定されているところがないため、私立の通信制高校についても公立の通信制高校についても、偏差値は出ないようです。ほとんどの通信制高校は調査書と面接(プラス作文があるところもあります)だけで入学が決まります。

入学試験に関しても、通信制高校も夜間高校とおなじく「落とすための試験」ではなく、「受からせるための試験」となります。よほど問題がない限り、落ちることはないといわれています。

時間帯

学校によってさまざまです。

まず、通学タイプと通信タイプに分かれます。通信制高校の中でも週5日学校に行くことができるコース、通信制でインターネット授業などを通して学習をするコースなど学校によっていろいろなのでぜひ調べてください。

通学タイプの中には、勉強を第一とした全日制と同じタイプのコースもありますし、俳優や演劇などの特殊コースがある場合もあります。特殊コースの場合は日々のトレーニングが大事になってくるので、少なくとも週に3回は通わないといけないとされているコースもあります。

通学コースの場合は、時間帯は通常の全日制高校と同じ、朝8時半~9時くらいから午後15時くらいまでが授業時間とされています。通信制高校では、生徒によってきめ細かいケアが可能になるので、起立性調節障害などで朝出てくることが難しい生徒などの場合には午後からの日程で、ちゃんと単位が取れるコースを対応してくれることもあります。

学費

通信コースと通学コースで違いがあります。もちろん、学校ごとに違いますので詳細は各学校の資料を取り寄せて比較してください。一般的な値段帯を描いておきます。

  • 公立通信制高校の学費→年間3万円程度
  • 私立通信制高校の学費→年間50万~80万円ほど

このほか、設備費、PTA会費、修学旅行積立費など諸費用が掛かることがあります。

卒業率

全体の80%ほどだといわれています。ですが、通信制高校は編入や転出が多く、正確な統計は取れていないといわれています。

また、正確な卒業率のデータがとれていないのには、通信制高校は卒業しなければならない年限がないことも一つ理由としてあげられています。

勉強の難易度

難しくありません。高卒資格を取ることを一番の目的にしている学校がたくさんあるので、その場合はかなりやさしい内容です。高卒資格だけではなく、大学進学を目指す通信制高校は、大学合格の実力がつくようなカリキュラムを組んでいるところもあります。

ですが、一般的な通信制高校から大学進学を望む時は、まず指定校推薦という手段を選ぶことが多いです。指定校推薦とは、各大学からその通信制高校に合格枠が渡されていて、学校内で決まってしまえば自動的に大学進学が決まるというもの。小論文や面接が課されることはありますが、指定校推薦を受けたらまず大学に不合格になることはありません。

指定校推薦を取るためには、学校内の評価(多くは5段階評価、内申といいます)が他の希望者よりも高いか、他に目立って優秀な課外活動の成績(スポーツで全国大会出場など)が必要です。そのため、勉強の難易度にかかわらず、よい成績を1年生のうちから取っておくということが必要になります。

生徒の特長

中学校で学校へ通えなくなったいわゆる不登校の生徒、というイメージが一般的ですが、全体的にみるとそのような生徒は以前より減ってきているといわれています。

もちろん不登校の生徒もいますが、病気のために全日制の高校だと出席日数が足りなくなる恐れのある生徒、スポーツに打ち込んでいるために学校に通う時間が確保できない生徒など、いろいろなタイプの生徒がいます。

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