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適応障害で高校中退した。進路や将来はどうする?

適応障害で高校を中退してしまった場合、将来はどうなるのでしょうか?

まずは治療が先決

すでに高校を中退しているのなら、まずは治療をすべきです。適応障害は、前に進むためのエネルギーが枯れてしまって、心が風邪をこじらせてしまっているいる状態。治療せずに放っておくとうつ病に移行する可能性があります。うつ病に移行してしまうと、無気力をはじめとして自殺願望なども出てくることがあります。

そうなってしまっては大変なので、まだそのような兆候が見えないうちに治療をしなければなりません。主な治療は2つあります。

環境調整

ストレスとなっている環境をやわらげる努力をします。高校がストレスになっている場合は、中退によって遠ざかっているわけですからそれだけでも好転する可能性があります。他にも気になっていることがあるのなら、その環境を適応しやすい状態に整えましょう。本人だけではどうにもならないことがありますので、親や担当医の協力が必要です。

心のエネルギーが枯れてしまっている状態なので、中退後は大変悲しい思いをしたり、両親に申し訳ない思いに襲われたりすることもあるかと思います。ですが、あなたが我慢しながら高校に通うことがご両親の幸せではないはずです。親の幸せは、子どもがにこにこして元気に自分の道を歩いて行ってくれること。その道は高校とは限りません。

新たに道を見つけるためにも、まずゆっくりと休養
を取り、適切な治療を受けましょう。ストレスが何なのか、自分で分かっていない場合さえあります。なんだかわからないまま嫌だ!という感じになることもありますので、この際じっくりとストレスの原因を探り、どうしたらストレスから自由になれるかということを考える良い機会です。

ストレスは現代社会を生きていくうえで避けられないもので、だれしもストレスを抱えています。ですが、そのストレスからいかに逃げるかというスキルにはうまい下手があります。そして適応障害の人はそのスキルが上手ではありません。

ストレスの原因が何かわからない人、どうやって自分が気分転換できるかわからない人は担当医に相談してみましょう。自分で考えると堂々巡りになってしまうことが多いので、第三者の冷静な意見を聞くと参考になることが多いものです。

薬物療法

薬物治療に抵抗を覚える人は多いのですが、適応障害の薬物治療は一度始まったら一生飲み続けなければならない性質のものではありません。不安があるなら抗不安のための薬を、パニック症状になってしまうのなら安定のための薬を、適切に飲むことが大事です。

適応障害の人に多いのが、困った状態が収まったり、本人が困ったと認識していない場合薬を飲まなくなってしまうことです。担当医から薬を飲まなくてよいよ、と言われるまでは症状が落ち着いても自己判断で薬を辞めることは絶対にしてはいけません。

薬物療法は、最初どの薬が合うかを試すために少ない量から始まり、合う薬が見つかったら適量に増え、その後症状が落ち着いてくればまた薬の量は減っていきます。合う薬が見つかった時点で一度増えるのを「症状が悪化したのだ」と勘違いして悲観してしまうことが多いのですが、最初の投薬は合う薬を探すために少なめな量になっていることを知っておいてください。

薬物ではありませんが、きちんとカウンセリングを受けることもおすすめします。カウンセリングは心療内科医のものを受けてください。大きな病院にはソーシャルワーカーがいます。医者、ソーシャルワーカー、患者が良好な関係を持っていることで、必要な社会的援助等をサポートしてもらえることがあります。

症状が落ち着いてから次のことを考えればいいのです。調子が悪いときはどうしても悲観的になってしまいがちですが、調子が悪いということをはっきり自覚するためにもカウンセリングは必要です。あなたの置かれている状況は決して悲観的なものではなく、将来に向けての準備なのだということを理解してください。

高校中退のあと学歴が欲しくなった場合

落ち着いて次のことが考えられるようになってから、学歴のことを考えましょう。高校中退になってしまっていると、最終学歴は「中卒」です。中卒だと就職に制限がかかる場合や、各種資格試験の受験資格に制限がかかる場合があります。

今は通信制高校や高認予備校などもありますので、高卒の資格を取ることは難しくありません。早く治療をして早く症状が落ち着けば、すぐに次のステップに進むことができます。同級生と1,2年の差しかない状態で大学に進学することもできます。適応障害は学歴の妨げには決してなりません。

ですが、これからの人生でどのように人と付き合っていくかということはいつかしっかりと考えなければならないことです。適応障害を理由に大学を中退したり、就職した会社を辞めてしまったりという例はたくさんあります。

高校中退というのは初めての挫折経験だという方がほとんどだと思います。今経験しておいてよかったと思えることが必ずあります。焦らず、自分のペースをよく知って、ストレス解消法も手に入れて次のステップへ進んでください。

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