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通信制高校の就職率は?卒業後の就職先はどんなとこ?

通信制高校に行ってみたいけれど卒業後の就職には不安がある、という方は多いのではないでしょうか。

それには理由があります。

通信制高校というだけで就職が不利になるという側面があるからです。 しかし、心配することはありません。

通信制高校だからだめということではなく、通信制高校という経歴を生かすとよい自己アピールになることもあるのです。

通信制高校が不利な理由、そして活かし方についてご説明します。

通信制高校という理由で就職が不利になる?

通信制高校という学歴だけでは、全日制高校に比べて就職は明らかに不利です。

なぜかというと、「会社の求める人間像」を列挙してみると答えがあります。 会社の求める人間像はこのようなものです。

  • 毎日会社にちゃんと来られる
  • クライアントや社員と円滑にコミュニケーションがとれる
  • うまくいかないことがあってもまたチャレンジできる

通信制高校は原則として「全日制よりも出席日数が少なく、学校生活をちゃんと体験していない」という位置づけです。

毎日ちゃんと会社に来られる人間が欲しいのに、週5日学校に通っていなかった人間が就職したからといって、週5日会社にちゃんと通うことができるだろうか。

これは人事担当にとってはリスクです。

会社は、社員を採用した後お金をかけて社員を育てます。 教育のための人件費、研修費、そして一人前に働けるようになるためのお給料です。

それらの人件費をかけても結局会社にくることができなくなってやめてしまったら、会社にとっては損失なのです。

クライアントさんや社員さんときちんとコミュニケーションをとれるということも大事です。

会社というのはどこかといろいろな取引をして収入を得るうえに成り立っています。 人を相手にするのが社会です。

通信制高校は「不登校の生徒だけが行くところ」と思っている人も少なくありません。

人事担当としてみたら、「通信制高校=普通の高校に通えなかった人だから、何かうまくいかないことがあったらすぐにやめたり会社に来なくなったりしてしまうかもしれない」と考えるのです。

それは会社にとって良いことは何もありません。 そのため、通信制高校という学歴だけだと就職先が見つからないという事態も起きてしまうのです。

就職率は学校とコースによって違う

通信制高校の就職率は学校とコースによって異なります。

通信制高校には公立と私立がありますが、公立の就職率はかなり低いです。

というのも、公立は必要単位が取れれば卒業できますのでそのあとのケアは私立のようには面倒を見てくれるところは非常に少ないです。

私立高校でも公立高校のようにケアが少ない学校があります。それは、就職ではなくて進学に力を入れている高校です。

大学や専門学校、短大などに進学させることを目的としている高校では当然ながら就職に関してのケアは手厚くありません。

卒業生の資料を見るのはもちろんですが、その卒業生が何年で卒業しているのかにも注意が必要です。 通信制高校の私立高校は何年でも在籍することができるからです。

自分の希望の年数で卒業して就職できている生徒がどのくらいいるのか、しっかり資料でチェックしておきましょう。

一般的には就職課のようなところがあり、就職に関して手厚いケアをしてくれる学校のほうが就職率が良いです。

私立学校だと学校自体が企業とのパイプを持っているところもあります。 当然、そういった学校のほうが就職率が良いということになります。

また、コースも大事です。コースとは将来の就職に直結するものです。

実習があったり資格が取れたりするため、就職の時には「即戦力になれる」とアピールすることができます。

今現在人手が足りない介護や福祉の現場では、即戦力になれる人間はとても重宝されます。

就職は学校と個人の努力による

通信制高校の就職に必要な努力は、学校の努力と個人の努力です。

通信制高校を卒業した後に就職を考えている場合は必ずチェックしておきましょう。

通信制高校を卒業して、大学や短大、専門学校に行くことを考えている人はこの必要はありません。 むしろ、進学率のほうをきちんと見ておきましょう。

学校の努力

  • 就職させようという意思があるかどうか。
  • 先生が面談や履歴書指導などを行ってくれるか。
  • 就職指導の時間や機会が1年生のうちからあるか。
  • 就職に必要な資格が在学中にとれるか。また、合格率はどうか。
  • 自分が就職したいと思える業界に就職した卒業生がいるか。

個人の努力

  • 不登校が原因で通信制高校にいった場合、在学中にきちんと学校に通う意思があるか。
  • 資格取得のための勉強ができるか。
  • 人とのコミュニケーションを取ろうとする気があるか。

通信制高校は、普通に卒業しただけ、高卒資格をもらっただけでは就職できない可能性のほうが大きいです。

ですが、自分で積極的に技能を身に着けようとし、実際にスキルを身に着けることによって就職にはかえって有利になることもあります。

こんな資格が就職に使えます

資格には学歴が受験に必要というところもあります。

就職には役に立つけれども、高校生には受けられないという資格もあります。

一般的に高校生が受けられる資格で、社会で実際に役に立つ資格をまとめました。

会社実務に役立つもの

  • マナー検定
  • 簿記検定
  • 日本語検定
  • 秘書技能検定

特技としてアピールできるもの

  • TOEIC
  • TOEFL
  • 英検
  • 漢検

より即戦力度がアピールできるもの

  • 電卓技能検定
  • MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト=エクセルやワードなどofficeの機能の検定)
  • ITパスポート

※特に現在IT関係の資格を取っておくことによって、ソーホーなどの在宅業務などの道が開けてくることもあります。

  • 旅行業務取扱管理者
  • インテリアコーディネーター
  • 公認会計士資格
  • 気象予報士資格

これらの資格を取るには努力が必要です。

なじみの深い英語検定も、4級や5級は比較的簡単に取得できますが、それではアピールになりません。

英検が特技としてアピールできるのは準2級くらいからです(準2級で高校入学程度の英語技能、2級で高校卒業程度の英語技能)

簡単な資格ではなく、より難しい資格にチャレンジする必要も出てくるでしょう。

資格というのは能力の証明だけではありません。「この資格を取るために継続して努力することができました」という証明なのです。

履歴書には必ず資格を書く欄があります。それは、採用するかもしれない人材の資格と能力、そして継続努力ができるかどうかを見られているのです。

実際の就職率は?

平成25年のデータを見ると、通信制高校を卒業した後の就学率は 専門学科=27.4% 普通科=14.8% です。

専門学科のほうが普通科よりも就職率が高いことがわかります。 専門学校のほうが即戦力になる技術を学べて資格もとれるということがこの数字に結びついていると思われます。

言い換えると、ただ普通科を出ただけでは100人中85人が高校を卒業しても就職できないということです。

3年間は長いようであっという間です。卒業後に就職を目指す人は3年間を有意義に使ってください。

もし就職が思うようにいかないのであれば、大学に進学するということも視野に入れましょう。 通信制高校がマイナスに働くのは、高卒での就職です。

大学に進学し、4年間通い切って卒業することができるなら、あなたの最終学歴は大卒になります。 それならば通信制高校卒という学歴は就職活動に影響しなくなります。

通信制高校をプラスにする

通信制高校に通い、就職試験の時にこの経験をプラスに変えるためにできることがあります。

ひとつは、何かに打ち込むために通信制高校に行った場合。 もうひとつは、通信制高校という経験を経て自分は成長したといえる場合です。

何かに打ち込むために

何かに打ち込むために通信制高校を選んだ人は、その「何か」に高校3年間でどのように一生懸命挑戦したかを面接や履歴書で説明しましょう。

日本全国には、スポーツに打ち込むため、芸能活動に打ち込むため、そんな目的たちのために通信制高校を選ぶ中学生がたくさんいます。

何かを一生懸命頑張った経験は、会社の中でもきっと行きます。自分の目的に向かって頑張る姿がかえって評価してもらえるでしょう。

在学中の活動は記録しておいたほうがおすすめです。

通信制高校を経て成長するために

通信制高校がマイナスイメージを持たれてしまうのは、全日制高校に通いたくない理由があって通信制高校に入学する生徒が多いためです。

通信制高校=不登校 というイメージを持っている方も大変多いですが、あながちこれは間違っていません。

ですが、大切なのは「そこであなたがこの3年間どう過ごしたか」というものです。 中学の時よりも進歩がない場合、それは明らかに就職活動にとってマイナスです。

通信制高校を経て学校に週5日通えるようになった。友達の大切さに気付き、人とコミュニケーションを円滑にとれるようになった。

そうした「成長物語」は伸びしろを人事担当に感じさせます。 人が挫折することがあるというのは大人ならみな知っています。

挫折に対してどのように立ち向かったか、超えようと努力をしたかという成長の物語が就職活動において大きなプラスになるでしょう。

高卒の就職率は、ここ十数年を見てみても決して悪いほうではありません。

高卒者を求める企業も多く、若い成長の伸びしろがある人材は社会で待たれています。 伸びしろを感じさせる、そんな高校生活を送ってください。

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