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定時制と通信制はどっちがいい?メリット・デメリット

定時制高校と通信制高校の入学試験、学べる内容、雰囲気などの違いをまとめました。

定時制高校・通信制高校の両方とも卒業すれば「高校卒業」の資格を得られます。

履歴書にも書けるので、高卒卒業以上が応募条件となる職場への就職も可能になります。

全日制高校ではないという共通点はありますが、定時制高校と通信制高校は似て非なるものです。

向き・不向きがありますので入ってから「こうではなかった」と思っても間に合いません。

編入しなおさなければならなくなりますので、入学前にしっかり調べておきましょう。

定時制高校とは

定時制高校とは、全日制の高校の設備を使い、全日制の授業が終わった17時半~18時ころから夜まで授業を行う高校です。

昼間働きながら夜通う人、中卒で働いて来たけれど年を取ってから高校を卒業したいと思う人など年代もバックグラウンドもさまざまな人が通っています。

多くは4年制ですが、3年制で卒業できるところもあります。

また、夜間というイメージが強いですが昼間明るい時間帯から通える定時制もあります。

通信制高校とは

通信教育と同じく学校に課題を送り、添削してもらって合格点が取れたら単位にできる学校です。

決められている出席日数は学校によってさまざまですが、年間4日~7日というところもあれば週2日~3日のように定められているところもあります。

こんな人が向いています

定時制高校が向いている人

全日制と同じような学校生活を送り、友達も作り、学校行事に参加したい人に向いています。

日中の時間は自由に使えるため、働きながら学校に通う人にも向いています。

職場によって差がありますが、定時制高校に通うことについて理解のある職場がほとんどなので、学校に間に合うように勤務時間を調整してくれるところもあります。

定時制高校に通っている人の中には、学費を自分で働いて出している人もいます。

社会的に自立した人も多く、さまざまな人に囲まれて学校生活を送ることができるため、社会勉強したい人にも適しています。

単位制の定時制高校だと3年間で卒業しなくてもよいところがあります。

また、最初から4年制になっているところも多いため、毎日の学校でたくさん時間を取られたくない、ゆっくり卒業したいという方に向いています。在学は8年までできます。

通信制高校が向いている人

学校によって差はありますが、毎日学校に行かなくてもいい学校です。

自分のペースで学習することができますので、普段は毎日学校へ行かずに決められた最低限度の出席日数だけこなしても卒業できます。

毎日学校に通いたくない人にはぴったりの学校です。

毎日学校に通いたくない人、と言われると「不登校」という言葉が浮かびますが、それとはまったく関係のない事情で学校に通えない人もいます。

大変有名なのが、新体操の日本代表選手の高校生の例です。

週4日朝から晩まで新体操の練習がありますので、全日制の学校に通うことができません。

そのため、通信制高校を利用しています。

新体操は極端な例ですが、子役として芸能活動をしているため、レッスンやオーディションなどを受けるために平日の昼間は開けておかなくてはいけない、ウィンタースポーツを頑張っているため、日本に雪のないシーズンは海外に拠点を置かなければならないなどの理由で通信制高校を利用している子もいます。

やりたいことがあり、それに向かって努力しているために全日制の学校に通いきれない子にも向いています。

入学試験の違い

定時制高校

公立高校は3教科(国語・数学・英語)の学科試験と面接が課せられているところがほとんどです。

私立高校の場合は学科試験があるところもあれば、作文だけが課されるところ、調査書だけで入学が許可されるところもあります。

学校によっては倍率も厳しく、希望者全員が入学できるということはありません。

ですが、最近は進路の選択肢が多岐にわたっているため、定員割れしているところも増えてきたようです。

入学は原則4月にしかできず、学年の途中で編入する場合には編入試験が必要です。

通信制高校

学科試験は課されないところがほとんどで、調査書の提出や作文試験(郵送によるところもあります)で入学試験に替えるところがほとんどです。不合格者が出るところはほぼありません。

公立の通信制高校については非常に人気の高いところもあり、定員を超えてしまうところはもちろん不合格になることもあります。

私立の場合は通年行われている学校説明会や体験学習に参加し、そこに設けられている進路相談のブースで入学を決めてしまうところもあるようなので、事前の相談は欠かせません。

入学は4月と10月のところがほとんどですが、中には通年入学できるところもあり、編入に関しては編入試験ではなく面接だけで入学を許可されるところがほとんどです。

授業の違い

定時制高校

全日制高校、公立・私立中学校と同じ一斉授業です。

長期休暇中などには補習が組まれることもありますが、少人数の場合でもクラス一斉授業の形式をとります。

昼間部の定時制高校では勉強するスペースが設置されていて先生方に個別で質問ができる高校もありますが、夜間の定時制高校では下校時間がイコール学校が閉まる時間のため、先生方に質問をするのは授業の合間や始業前に限定されます。

学校によっては土曜日・日曜日に登校が許可されていて、自習室を使うこともできるところもあります。

通信制高校

通学を前提としていないため、自宅学習になります。

レポートを決められた期間ごとに提出し、それを添削してもらいます。

レポートの提出回数、点数、そして年に数回求められるスクーリングの出席日数が単位になります。

スクーリングは学校で行われたり、大学のキャンパスを借りて行われたりとさまざまです。

スクーリングの回数もさまざまで、月に1度設けられているところもあれば、年に4回くらいしか設けられていないところもあります。

体育の授業などがスクーリングで行われることが多いようです。

「学校」ですので、いろいろな教科を勉強しなくてはならないのは全日制高校と同じです。

学校に通わない分、今はインターネットの動画配信による授業が主となっているようです。

部活動の違い

定時制高校

全日制よりは数は少ないですが部活は設置されているところがほとんどです。

全日制で言うところのインターハイなどには参加できませんが、種目によっては定時制高校だけが参加できる全国大会までつながる大会もあります。

全日制高校とは活動内容が異なりますので、全日制高校の部活と一緒に活動することはできません。

通信制高校

部活はないところがほとんどです。

学費の違い

定時制高校

公立は初年度7万~11万ほど、私立は50万円ほどです。

私立の場合には制服が設定されているところがほとんどですので、備品代も全日制のカリキュラムと同様にかかると思っていたほうが良いでしょう。

なお、私立の定時制高校は全日制も並立していることがほとんどです。

備品代を知りたい場合は、全日制の資料が参考になります。

収入に上限はありますが、条件を満たせば国からの補助金が受けられます。

通信制高校

公立だと初年度5万円ほど、私立では25~75万円ほどかかります。

収入に上限はありますが、条件付きで国から補助金が下りるところもあります。

私立の場合、学校に通う期間が多いところは学費が高く、少ないところは安いという特徴があります。

制服はあるところとないところに分かれます。私立のところでは制服はあるところが多いようです。

備品は学校指定のものを定めていないところが多いようです。

学べる内容の違い

定時制高校

全日制高校と同じようなカリキュラムで行われます。実技を伴う授業もあります。

働きながら通う人のための学校なので、学習進度はゆるめです。

大学進学や受験を目的としておらず、あくまで高卒資格を取るための勉強が主体です。

教員は公立高校の採用試験を通っている教員ばかりなので、もちろん大学進学の意思があれば進路指導などを受けさせてもらえます。

通信制高校

定時制高校と同じく、全日制高校と同じようなカリキュラムで行われています。実技を伴う授業は大変少ないです。

学習進度はゆるめで、高卒資格を取ることを目的にしているためあまり難しくありません。

教員は「教員免許を持っている」ということが条件で、採用基準は全日制や公立の通信制・定時制と比べてかなり低めです。

出席日数の違い

定時制高校

全日制と同じように、欠席が多すぎると進級できません。

出席日数は学校教育法で決まっているわけではないのでその学校の基準によります。

多くのところは全登校日数の3分の2以上の出席で単位が取れる目安になるようです。

通信制高校

学校によって差がありますが、一定以上のスクーリングへの出席が求められます。

通信制高校は自宅学習が主ですが、だからといって3年間一度も学校に足を運ばない、スクーリングへも行かないということになると卒業できません。

中には相談に応じて保健室登校のような形で、カウンセラールームへの登校を出席日数としてカウントしてくれるところもあります。

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